オーストラリア/サウス・オーストラリア州/マクラーレン・ヴェイル 12,000円でした。●ダーレンベルク デッドアーム・ヴィンテージ2002年 (品種シラーズ)ジョゼフ・オズボーンが1912年「ミルトン・ヴィンヤード」を購入し創業。1960年代、7つのトロフィーと29個の金賞を獲得してから人気を博しました。豪州でも長い歴史を誇り、現当主チェスター・オズボーンは4代目。南オーストラリア州はフィロキセラ害を受けていない産地で古木が生きています。恵まれた葡萄樹と伝統的な醸造（赤ワインは足踏み…など）を大切にしながら1995年よりセラー改修、畑の整備、生産管理などを積極的に進めてきました。フランス・ローヌ地方の葡萄品種を得意とし、チェスターが造るワインはローヌ品種を親しみやすく、果実味を上手に生かしたもの。フランスから品種に対する貢献が評価され「パーソン・オブ・ザ・イヤー」を受賞。デッドアームはフラッグシップの1つ。ユーティパ・ラタという病気により２本の枝の１本が枯れましたが、残る枝から濃縮した果実が収穫できた事から命名。2002年のサウス・オーストラリアは涼しく乾燥した偉大なヴィンテージ。よく熟した果実と滑らかでボリュームのある味わい。タンニンはきめ細かでシルキーで酸味が強いのがこの年の特徴。プラム、コーヒー、チェリー、甘草、スパイス、オリーブなど複雑な香りと味わい。引き締まったミネラルのニュアンスが感じられる。ワイン会で試しましたが、15年以上経過しているのに超濃厚で驚きました！（若いうちに飲むトルブレックのラン・リグ、ファクター、レザミなどに似た印象）ポテンシャルを感じるので熟成向きの１本。品種: シラーズ 750ml 赤/フルボディワインアドヴォケイト:93点 スペクテイター:92点