ナイロン製のカメラストラップは軽量で扱いやすい反面、身に付けて使うものと物としては手触りに優しさが足りないように感じて来ました。 手に馴染み、使う人に合わせながら変化していく革製のストラップは、ナイロン製のストラップと比べると少し重く汚れや汗に弱い所もありますが、触り心地が良く、撮影を重ねていく度に馴染んでいく性質は他の素材にはないものです。 そんな思いを込めて、丈夫なオイルレザーを基本にシャツへの色移りの心配が少ないヌメ革のナチュラルを裏革に使用した、クラシカルなフィルムカメラやミラーレスカメラに似合う細身のカメラストラップを制作しました。 カメラとの接続部は10㎜幅で制作しているので吊環を備えたカメラなら問題なく使用できますが、ストラップを直接カメラに通すタイプのものでは取り付けが難しい場合もあります。 また、コンパクトカメラなど携帯ストラップの様に輪になった紐を通して使用するタイプのものでは使用できませんので、ご不明な場合はお問い合わせいただければと思います。 【製品仕様】 肩当部：25mm×550mm 厚み 3mm／接続部10ｍｍ 調整幅：400～520ｍｍ（肩～カメラ間の寸法） 素材：牛革、麻糸（金具等除く） 重さ：50g 【納期について】 ご注文後の制作となりますので、1週間から10日ほど製作期間を頂いております。 混雑状況や素材の在庫状況によって納期が延びることもございますのでご了承ください。 【素材について】 国内における皮革生産の一大産地、兵庫県たつの市でなめされた素材を中心に制作しています。 革の風合いを生かす高度な技術で制作された素材ですが、どうしても個体ごとの個性が出るため同じ銘柄の革でも色合いなど少しずつ異なる、個性ある素材を元に一つ一つ手作業で制作しております。 同じカラーの物を並べてみても差が出ないよう制作していますが、商品ごとに色や形がわずかに異なる一点ものとしてご理解頂ければ幸いです。 また、写真と実物では色が異なって見える場合があります。ご不明な点がありましたら、お問い合わせください。 【修理について】 Growthring Leatherworksでは、ご購入いただいた商品を長くお使い頂けるよう修理にも力を入れています。 ２～３年お使いいただく内に糸が痩せて擦り切れて来ることがあります。 革の状態次第ではありますが、通常２～３回は縫い直してリフレッシュさせることが出来ます。 手縫いで制作しているため、少しくらい糸が切れてもバラバラになることはありませんが早めの修理をお勧めいたします。 修理の際はお問い合わせフォームよりご連絡ください。 【カスタマイズ】 各色とも、標準では画像通りの糸の色で制作しています。 在庫のあるものに限りますが他の糸での制作も可能です、ご希望の色（例えば革と同系色の糸で、など）があればお知らせいただき、ご希望に近いものをご提案させていただきます。 革の色につきましては、取り扱いのあるものに限り対応できますが、価格が変わることもある点ご承知おきください。 幅の広い肩掛け部と細い接続部を直接固定すると、その部分にストレスが溜まり傷みが早くなる傾向があります。 部品と手間は増えてしまいますが、可動部を設けることでストレスを軽減しより長期間使えるよう工夫しています。 金属製のパーツを使う方がストラップ全体の雰囲気は良くなりますが、大切なカメラに傷が付くことを避けるため、カメラに近い位置になるバックルにはプラスチック製のパーツを使用しています。